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陥没乳頭
陥没乳頭は、乳腺炎の原因になったり授乳できないなどの問題を引き起こすものです。乳頭を奥へ引っ張る索状物などが原因で起こるため、治療は手術で陥没した乳頭を引っ張り出して整えます。
陥没乳首の分類
Grade1
刺激や徒手的に容易に突出し、ある程度の時間は維持される。
Grade2
なんとか引っ張り出せるが、離すとすぐに陥没してしまう。
Grade3
刺激や徒手的に引っ張り出すことが極めて困難な状態。
原因
成長期の発達
成長期は、女性の胸が大きくなります。その際、乳管の発達が追いつかないことで乳頭が埋没してしまって陥没乳頭になることがあります。
下着があっていない
ご自身の体にあっていない下着をつけていると、陥没乳頭になる可能性が高まります。特に成長期や妊娠中などの「バストが大きくなる時期」は注意が必要です。
問題点
授乳できない
陥没乳頭になることで、授乳ができなくなる可能性があります。赤ちゃんは乳頭から母乳を飲むため、埋没してしまっていると困難な状況となります。
慢性乳腺炎
乳腺炎は、乳頭の下に膿が溜まり、それが皮膚に広まってさらに膿の出る穴を作る病気です。
この病気は陥没乳頭だけが原因ではありませんが、リスクは十分にあると考えられています。早めに治すことで、こういったリスクを防ぐことにもつながります。
手術について
当院が行う手術法について
酒井法
酒井法は、潜った乳頭の中へ直接切り込んで、開いた乳管をできるだけ切らないで周囲の引き攣っている部分を解除しながら乳頭を持ち上げます。
詳しい方法等は当院医師までお問合せください。
埋没法
埋没法は、陥没している乳頭を糸で引き上げ、乳頭を傷つけないように乳頭頸部を2〜3ヶ所切開し、陥没しているクセを直します。施術後は再発を防止するため、器具でしばらく固定するようにします。
保険適応
また、当院では授乳の可能性のある方については、保険適応で対応出来ます。
詳細はお問い合わせください。